2024年7月13日。
20数年前に、最初にきちんと見た、現代美術の展覧会で、急にアートに興味を持てたのだけど、そこにも森万里子は作品を出していたから、その時に、軽さのようなものを感じた。
それから、時々、作品を見てきたけれど、ずっと第一線にいるアーティストであるのは間違いないようだった。
今回、久しぶりに個展を見に行った。
https://www.scaithebathhouse.com/ja/exhibitions/2024/06/mariko_mori_kojiki/
(「SCAI THE BATHHOUSE」サイト)
考古学から最新の物理学、あるいは仏教の唯識論まで、幅広いリサーチを通じて私たちを取り巻く見えない世界に形を与えて来た森万里子。90年代半ばより活動を開始し国際的なアートシーンで注目を集めた森は、現代美術家としての実践をより精神的な領域へと移行し、我々の生が到達しうる新たな次元の可能性へとその関心を注いでいます。本展「古事記」では、神代の創世神話から着想を得た作品群によるインスタレーション、および本年度ベニスにて公開される新プロジェクトに関する展示が発表されます。
(「SCAI THE BATHHOUSE」サイトより)
AR体験もあったのだけど、時間のこともあって、予約ができず、そして、久しぶりに森万里子の作品を見た。以前よりも完成度は上がっているように思えた。ARは体験できなかったけれど、ギャラリー内の映像で、概要はわかった。
今も、軽さのようなものは感じさせてくれて、それは、おそらく意識的にそうしているのだろうけれど、森万里子の作品を見ていると、「プラスチックの神」というような言葉が浮かんだ。
その一貫性はすごいのかもしれない。