アート観客   since 1996

1996年からアートを観客として見てきました。その記録を書いていきたいと思います。

「Hibiya Art Park 2025」第2期「“Play”ing Catch -集まり方の練習- 」。2025.5.17〜5.25。日比谷公園。

www.tokyo-park.or.jp

 

「呼吸にまつわるトレーニングプール -皇居のお堀編-

 上田久美子+miu+川村美紀子」

 

2025年5月22日。

 何をするのかもよくわからなかったが、「稽古演技経験不要」ということと、当日に参加するだけだし、謝礼まで出ることも知った。こうしたアートに関して、参加するときは、ほぼ必ずボランティアが基本だと思ってきたので、そのこともさらに興味を増してくれて、さらに、そのパフォーマンスは会期中に何度か行われることもわかり、自分も参加できる日程だった。

 

https://www.tokyo-park.or.jp/association/assets/20250410_hibiya_flowerandlight2025_pressrelease.pdf

日比谷公園は、花や植物、昆虫、生き物にはどのように見えているのだろうか。劇作家/演出家の上田久美子氏は、「呼吸」をテーマに、生き物たちとヒトの呼吸が溶け合い、循環するこの世界を体感する参加型プログラムを提供。日比谷公園に降り注ぐ朝の光に注目し、アーティストの miu 氏と川村美紀子氏をナビゲーター役に、朝方の公園内のつつじ山から三笠山までを巡るツアーを実施する。参加者は、パフォーマーとして日比谷公園に生息するであろう生き物

を演じたり、その様子をヒトとして鑑賞するなどして、日比谷公園に降り注ぐ朝の光の中で、呼吸を通じ、生き物や草花、大地や光が混ざり合う様子を感じることができる。

 

 約1時間15分。

 最初は、公園内を移動し、それも小さな生き物として動き回り、最後は、本番として、観客の見ている前で、他の参加者と一緒に、パフォーマンスをした。生まれて初めてのことだった。

 全部が終わって、ベンチに座って、荷物の整理をしながら、まだ意識がはっきりしない感じになっていたのは、気温が高い中で動き続け、しかも、初めてのことでずっと緊張もあって、疲れていたのだと思う。

 それでも、周囲の音がなんだか少し聞こえるような気がしたし、花や緑も、ちょっとくっきり見えるようにも思った。