アート観客   since 1996

1996年からアートを観客として見てきました。その記録を書いていきたいと思います。

「ノルウェー現代美術の3人―場としての表現」。1997.11.1~1998.1.18。原美術館。

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ノルウェー現代美術の3人―場としての表現」。1997.11.1~1998.1.18。原美術館

 

1998年1月8日。

 

 年末、年始にかけて、約10年ぶりにアルバイトをやった。仕事が少なくなっていたから、収入が足りなくなっていた。

 宅配便の仕分け。いやで、しょうがなかった。終るたびに、冬だというのに、汗をものすごくかいた。筋肉痛になった。手首を痛めた。毎日、終る時だけを楽しみにした。あと何日。終るまでの日を数えた。

 

 会期が終る直前、この展覧会を見にいった。

 ガラスの破片を突き付けてくる部屋があったり、結構しぶい。でも、妙に気持ちにはしっくりきた。少し落ち着くような感じもあった。それでも、時々、まだバイトは何日あるんだ、と数えている自分がいた。

 考えてみれば、もう、暗い方向へしか、走っていない日々だった。ここ、2、3年、明るくなかった。不吉な前兆はいくらでも、あった。

 

 

(1998年の時の記録です。多少の加筆・修正をしています)。

 

www.haramuseum.or.jp