1997年3月21日。
それほど強い印象が残っていない。
『僕の創るオブジェは、日本現代美術の流れの中に位置することはない。では、イラストレーションとして世の中の需要に応えているか?と問われればそうとも言い難い。
今回、展示されたオブジェ群をご覧になった方の中で、ある種の「居心地に悪さ」を感じた方がいらしたとしたら、そんな事に起因するものであると思われる。
オブジェを創り続けるという行為は、僕にとって「仕事」ではあるのだが、自分が何者であるのか?自分は何処に居るのか?を探る作業でもある「リハビリテーション」や「セラピー」といった言葉に置き換えても良いだろう。
僕の世界は、開かれているのか?閉じられているのか?果たして僕に「居場所」なんて呼べるものがあるのだろうか?自問自答を繰り返しているのだが、今だに答は出ていない』。
(リーフレットより)。
(1997年の時の記録です。多少の加筆・修正をしています)。