アート観客   since 1996

1996年からアートを観客として見てきました。その記録を書いていきたいと思います。

記憶の標本箱 酒井賢司オブジェ展。1997.3.6~4.29。プラスマイナスギャラリー。

記憶の標本箱 酒井賢司オブジェ展。1997.3.6~4.29。プラスマイナスギャラリー。

1997年3月21日。

それほど強い印象が残っていない。

 

『僕の創るオブジェは、日本現代美術の流れの中に位置することはない。では、イラストレーションとして世の中の需要に応えているか?と問われればそうとも言い難い。

今回、展示されたオブジェ群をご覧になった方の中で、ある種の「居心地に悪さ」を感じた方がいらしたとしたら、そんな事に起因するものであると思われる。

オブジェを創り続けるという行為は、僕にとって「仕事」ではあるのだが、自分が何者であるのか?自分は何処に居るのか?を探る作業でもある「リハビリテーション」や「セラピー」といった言葉に置き換えても良いだろう。

僕の世界は、開かれているのか?閉じられているのか?果たして僕に「居場所」なんて呼べるものがあるのだろうか?自問自答を繰り返しているのだが、今だに答は出ていない』。

リーフレットより)。

 

 

 

(1997年の時の記録です。多少の加筆・修正をしています)。

 

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