アート観客   since 1996

1996年からアートを観客として見てきました。その記録を書いていきたいと思います。

「陶芸⇔現代美術の関係性ってどうなってんだろう?現代美術の系譜に陶芸の文脈も入れ込んで」。2017.8.3~30。カイカイキキギャラリー。

「陶芸⇔現代美術の関係性ってどうなってんだろう?現代美術の系譜に陶芸の文脈も入れ込んで」。2017.8.3~30。カイカイキキギャラリー。

 

2017年8月12日。

 きれいなギャラリーに行くと気持ちがいいものの、そこだけを目指すと、時間が短く、何をしにきたのだろうか、みたいな気持ちにもなるが、今回は、トークショーもあるので、行った。午後2時半からトークショーの受け付けということで、前もって申し込みをしたし、そして、この日は、最初は余裕を持って行けるはずだったのが、妻に大事な用事が入ったため、義母がデイサービスから帰ってくるまでは、絶対に帰らなくてはいけないから、トークショーもおそらくは途中で出ることになるんだ、と少し気持ちが重くなりながら、ギャラリーに着いたら、人がいっぱいいた。

 

 日比野克彦の作品が並んでいる。陶器や、ぞうきんが展示されている。岡崎乾二郎の作品がある。あれが、あかさかみつけ、か。などと思って、見ても、感動するようなものでもなく、あれが中原浩大の作品で、例のフィギュアか、などとけっこう知っているような作品が並んでいて、知らないのは安藤雅信の陶器だったが、それも、あとになって、現代美術の文脈の作品ということを知った。

 

 久しぶりに来たが、ここはきれいで、ゆきとどいていて、気持ちがよく、畳も使っていて、その畳もいつも新しく思え、すごいと思った。

 

 いつも考えている姿勢。意志や意図というものは、伝わってくる。

 

 

 

(2017年の時の記録です。多少の加筆・修正をしています)。