このギャラリーは、古い木造だけど、以前は古本屋だった。そして、元々は、カメラ屋だった。
そこで、写真の作品が展示される。
『時々、プロセッサから出て来たプリントが「絵」に見えることがある。
絵の具によって描かれたイメージを目にしているように感じる感覚に抗わず、
自分の写真の手がかりを探してみたい』(佐野陽一の言葉。DMより)。
「ピンホールカメラの技法を用いた写真作品を90年代半ばより発表している」(DMより)というのだから、20年ほど続けて来ていることになる。
写真自体が、すでになつかしさを感じる上に、ピンホールカメラによって撮影された風景は知らないのに知っているような、さらに近い感じがした。
「ギャラリー Hasu no hana」