2004年4月24日。
去年は、同じ頃、横浜そごうに、やっぱり、同じように友人の2家族と一緒に出かけた。そして、今年も同じように、同じメンツで、ディックブルーナー展へ行った。また、集まれてよかった。
ある一人は、ミッフィーを見て「これが、ブルーナーか」と言っていたので、いや、これはその人が生み出したキャラクターで、という話にもなった。
ディック・ブルーナ展は、やっぱり綺麗な色使いだった。そして、形も何だかよかった。手作業で線を引いていて、すべてが微妙に揺れていて、それが、やっぱり古い言い方なんだろうけど、味があるにつながっているように見えた。
だけど、これをやって、許されるというか、このようにある意味、幸せな確信を持って作品を作れるのは、最後の人かもしれない、という感じはした。これから後の人は、コンピュータの発達など、技術的なことを使うにしても使わないにしても、無知ではいられなくて、それを無視するというか、使わないにしても、何かもっと、カゲがある部分が出てきてしまうかも、などと思った。だけど、手作業なところはやっぱりいいな、と思えてしまうのは、そういう歴史的な背景を含めてなのかも、しれなかった。
みんなで見て、お茶して、でもその時はビールを飲む人間が多数いた。お茶の後に、ルミネの上のレストラン街に初めて行って、最初はトップスのカレーのはずだったのが、変更になったり、他のが満員だったりして、スペイン料理屋に入った。
たまには集まらないと、やっぱりダメだよな、などと思った。
(2004年の時の記録です。多少の加筆・修正をしています)。