2017年7月31日。
新宿眼科画廊、という今では少し行くことに慣れ、新しい地下鉄路線が東横線とつながったことで、行きやすくなり、別の場所でDMを見て、メンヘラ展という、かなり直球な展覧会のテーマを見て、腰がひけつつ出かけて、そこで作品を見ていたら、作者に話しかけられた。
作品が切迫感があったので、感心もしていて、それで名刺を渡されて、それからツイッターを見るようになって、オーバードーズ?で入院したり、会社をやめたり、といった節目を迎えているらしかった。作品の画面の色彩やタッチなどがすごくよくて、という印象もあったので、次に銀座で展覧会をやるんです、といったことを話していて、次も行けたら行きます、といったような返事をして、それを言ってしまったので、妙に行かなくちゃと思っていた。
制服展、は、どうやらいわゆるJKな作品が多いから、中年の男性が一人で行くには少し気が引けた。銀座で降りて、歩いて、探して、見つけて、冷房がきいているギャラリーに入った。アニメ化、みたいな作品も多く、その中で、新宿眼科画廊で話しかけられた「ともこ」という作者の作品は表現主義みたいな感じで、気持ちが出ていて、ドローイングはきれいだった。
その表面は盛り上がりがあり、魅力的な表面になっていて、見ていたら、また作者から話しかけられた。途中で自分の作品をさわりながらしゃべる感じが、とても新鮮で、だけど、そのたびに「さわらないほうが」といった感じの話もして、ただ、会社もやめて、この前の展示が初めてで、という話を聞くと、本当に分岐点にいるんだと感じ、できたら、次も行きたいとは思った。
(2017年の時の記録です。多少の加筆・修正をしています)。