2014年5月24日。
中野から降りて、きれいに整備された公園と新しいビルとそこに入っている店舗を見ながら、いくつかの大学のキャンパス、といってもほぼビルだけど、新しい建物ができていて、考えたら、こういう講演会を無料で人を集められるなんて、すごいことだとも思うが、宇野常寛は、そんなにビッグネームになっていたのかとちょっとびっくりもする。そういえば、ラジオもやっていた。
講演の最初から、独特のちょっと計算されたような、テンションの高さだった。そして、話はインターネットのことになる。
クールジャパンにはいろいろな非難があるけれど、ソフトだけを売り出そうとするのではなく、コミュニケーション環境そのものも輸出しないとダメなのではないか。(そのソフトに対して、どんなことを言い合っているのか、といったような)
この10年、文化は街から生まれなくなり、完全にインターネットでうまれるようになり、リアルな空間は非日常であり、コミケにおける東京ビッグサイトのように、建築がカギになるのではないか。
ところで、最後に今の日本の言論について、2つしかない。
1つは、バランスよくしましょう。
もう一つは歴史を忘れるな。
正しいし、同意はするけど、ここから何かが生まれない。
思想を伝えようとして伝わらずに死んで行く、という知識人が多かった気がうするものの、それは、生活を考えていないというのも大きいと思う。
90分、話しきった。
ノドの強さがうらやましい。
終ってから、サイン会をやっていたが、だけど、すごく並んでいて、あきらめた。
刺激になった。
これからの事を考えた。
「カルチャー批評から見る日本社会」
https://www.meiji.ac.jp/koho/meidaikouhou/201406/p12_03.html