1998年11月29日。
フリークス。境界線上。そして、佐倉市立。勝手にもっときわどいものを想像していた。でも、そのラインとは、美術というジャンルに関するもののようだった。
難しい現代美術史の約束事、みたいのものが、ホントにあるんだろうか。それさえも思い込みで、難しいのではなく、つまらない、というか無関心だけではないのだろうか、という疑問もあるが、それは自分の無知のせいかもしれない。
立石大河亜は、ここで見た方が、何かおもしろかった。勝本みつる。少し気持ち悪いが、妙にリアルで押し入れのすみっこの記憶というか団地な感じがよかったし、何より柏木賢造の絵が思ったよりもよく、遠くバスキアっぽいとは言え、描き続けている感じ、それも人知れずでもテンションも高く作品を作り続けている凄さも感じた。
珍しく、妻が欲しいと言ったので、カタログも買ってしまった。
(1998年の記録です。多少の加筆・修正をしています)。